「プーシキン美術館展―旅するフランス風景画」&大阪市立東洋陶磁美術館

「プーシキン美術館展―旅するフランス風景画」に行ってきました。

プーシキン美術館展が開催されているのは大阪の国立国際美術館うずしおゲストハウスから車で2時半ぐらいでした。

 

国立国際美術館はかっこいい現代建築!

記念撮影のためのカンバン。ルソーのジャングルに迷い込めます。

 

印象派を中心に、ビッグなアーティストたちの傑作を「風景画」に絞って構成されています。

今回はそれらを「旅」というコンセプトで編集してくれていて、期待以上に旅心をくすぐられる、おしゃれな内容でした。

 

今回の看板作品はモネの「草上の昼食」

意外や日本初公開だそうです。

有名な作品なので、もう頭の中で知ってる気になってたのですが、めっちゃインパクトを受けました。

思ったよりデカイ。

CDラジカセで聴いてる音楽をライブの大音量で聴かされたみたい。モネの「新しい光を描いてやる」というド迫力が伝わってきました。

これはぜひ生で観てもらいたいです。

 

これはルイジ・ロワールの「パリ環状鉄道の煙」という作品。

これもデカイんです。幅ほぼ3メートル。

なんとも言えず瑞々しい。不思議な空気の中に入り込むことができます。トリップ感ありありで、目の快感を頂けます。ごちそうさま。

 

次にジャン=フランソワ・ラファエリの「サン=ミシェル大通り」。

こんな気持ちのいい絵があるんですね。建物も道路も水のようにサーっと流れていきます。よく見ると馬車や女性のファッションの描写もキュンときます。

 

これはアルベール・マルケの「パリのサン=ミシェル橋」。

ディテールが省略された感じとスモーキーな色合いがおしゃれで気持ちいい。画面奥にかかる橋が有名な「ポン=ヌフ橋」でその向こうに見えている3つの小山みたいなのはルーブル美術館の屋根だそうです。

 

今回の図録は、旅心をくすぐる読み物としてめっちゃ頑張ってくれてます。

作品の描かれた場所を古地図の中で示してくれたり、風景画をめぐる本の紹介なんかも充実しています。何よりもテイストが旅のノートみたいで気持ちがいいです。

うずしおゲストハウスに置いときますね。お泊まりの際に是非めくってみてください。

 

こちらは国立国際美術館から遠くない大阪市立東洋陶磁美術館

大阪の歴史を感じさせる中之島公園の中にあって、混んでないのでゆったりと悠久の時間を過ごすことができます。

陶磁とかまったく興味がなかったのですが、ガイドさんの説明を聞きながら回ると、じんわりと楽しかったです。なんか味わい深い世界で、これからの楽しみが増えた気がします。

 

これは「粉青鉄絵 蓮池鳥魚文 俵壺」(朝鮮時代15C後半〜16C前半)。

15センチぐらいの小さな壺です。

小さな中に水辺の風景が凝縮して描かれています。鳥と魚の顔が面白いです。

 

これは「青磁 水仙盆」(北宋時代11〜12C)

何でもない感じですが、見る人が見たら最高傑作なんだとか。色がきれいです。

 

「鉄砂 虎鹿文 壺」(朝鮮時代17C後半)

虎の顔がおかしい(笑)

 

これは「山羊文台付鉢」(イラン高原 紀元前4千年後半)

山羊の角がどこまでもビヨヨヨ~ンと伸びている。キリストさんが生まれる4千年前のイラン高原の人の作品。作った人は、まさか6千年後の日本の大阪で、みんなに見られているとは思わなかったでしょうね!

 

図録の所蔵名品選、うずしおゲストハウスに置いときますね。

by ゴータロー